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このようなDVDが出ているようです。
シークレットポリスマンズコンサート
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エリック・クラプトン
ERIC CLAPTON
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歌という表現手段を手に入れた元スーパーロックギタリスト?
今さらわざわざ紹介するもないクラプトンですが、私自身は90年代から2009年頃までのポップスシンガー然としたクラプトンにはほとんど興味はありませんでした(といってもある時期からもう聴いていないので聴かず嫌いと言われてしまうかも知れませんが)。2009年頃から、また興味がわいてきたのですが、その話は後回しにして、私の一番好きな、ギター少年のをワクワクさせてくれていた頃のクラプトンを紹介したいと思います。
他のページでも最近のクラプトンのことを結構クソミソに書いていますが、過去までさかのぼって見るとエリッククラプトンは、間違いなくスーパーロックギタリストのひとりだと思いますし、私にとっても最も胸を躍らせてくれたギタリストのひとりです。ジェフベックにとってのクラプトンは、BBAの頃は「廊下ですれ違った程度」と言っていましたが、その後、シークレットポリスマンを始めいろいろなチャリティーコンサートで共演したりしてかなり交流はあるようです。2001年の雑誌GQのインタビューの中でクラプトンは、自身のニューアルバムに関するコメントで「僕は新しい事をやる役割ではないんだ」というようなことを言っていますが、前年度にまた新しい趣向のアルバムを出したジェフベックへの評判を意識しているのかも知れません。2007年にはロニースコッツライブで共演を果たし、2009年にはなんと埼玉で初のジョイントコンサートをしました。いや〜なんとも。ですから、2006年頃のクラプトンのクロスロードギターフェスにジェフベックが出たりする頃から、交流が深まったのではないでしょうか。知らんけどね。
さて、ヤードバーズ、ブルースブレイカーズ、クリーム、そしてブラインドフェイスからソロと歩む中で、ギタリスト:クラプトンといえば、やはりまずクリームと言いたいところなのですが、あえてブルースブレイカーズを挙げたい。
アルバム「 Blues Brakers With Eric Clapton」に収められた「Hide
Away」。フレディキングのオリジナルであるこのギターインストルメンタルこそが、ギタリスト:クラプトンの代表作だと、独断と偏見をもって思います。
若干22才かそこらのクラプトンですが、この演奏におけるタメ、ヒネリ、気合い、そして洗練は、白人ブルースの最高峰に位
置づけられるものだと思います。誰がこんなにかっこいいブルースギターを弾けるでしょうか。何度聞いても味があり、魂がある。今のクラプトンからは伺えないエネルギーあふれるギター演奏です。このアルバムには、ほかにも「Steppin'
out」などクリーム時代にも演奏していたギターインストルメンタルが入っていて、この時代のクラプトンの素晴らしい演奏が聴けます。
なんかこの時代で、もうクラプトンとしてのブルーススタイルが完成してしまっている感じがしますけどね。だから、さらに黒人ブルースを追求しようとして行き詰まってしまったのかも知れませんが。ちなみにクリームの「Live
Vol.2」に「Hide Away」としてクレジットされている曲は実際は「Steppin' out」です。昭和30年代以前生まれの方にはすでに「そんなん、知ってるワイ!」の事実ですが。この「Steppin'
out」という曲、オリジナルはメンフィススリムのピアノ曲なんですね。オリジナルを聴くとどうってことない曲に思えますが、それをクラプトンがギターでやるとこんなにも格好良くなるというセンスの良さの見本です。ちなみに(よくちなむんですが)ジェフベックではBBA「Live
In Japan」の「Jeff's Boogie」の中でテーマメロディが弾かれています。
次に挙げるとしたら、やはりクリームでしょうか。このバンドは、もっと大きな意味でロック界に大きな影響を及ぼしたバンドですね。後にジェフベックがBBAをデビューさせたとき、マスコミから「クリーム以来の最強トリオ」などと書かれていたようですが、時代も違うこともあってか、根本的な音楽性は違います。クリームというと3人のインタープレイというのがとにかくトレードマークなんですが、かなりメロディアスな曲もあり、元々目指していた音楽性は決してそういったインタープレイ主体というものではなかったのかも知れません。
しかし、実験的なことを3人が押し進め、聴衆もそういったことを期待する中で、行き詰まっていったのかも知れません。クラプトンはクリームというバンドには「ロックンロールギタリストとして参加した」と言っていました。確かにブルースナンバーが多い印象はありますが、ブルース的な3連のリズムというのは意外と少なく、8ビートの曲が主体となっています。有名な「Crossroads」もリズムはロックンロールですね。ただ、そういった曲でもギターはロックンロール的なベタな弾き方ではなく、3連を意識した16ビートなノリで弾いているので、非常に複雑にきこえます。このあたりが、クリームにおけるクラプトン的ブルース的ロックンロールギターと言えるのかも知れません。
代表作としてはやはり「Crossroads」が有名ですが「Outside
Womanblues」「Polotician」そして超定番のLiveの「Sunshine
Of Your Love」、この曲は長い間ロックギターの文部省唱歌みたいなものでした。毛色の変わったところで、ジョージハリスンの影響アリアリの「Budge」もいい感じです。 この頃はクラプトンも、もうノリに乗ってガンガン弾きまくっているという感じです。
その後、ブライドフェイスを経てドラッグ漬けになり、その後復活し、今までとは少し違ったレイドバック(流行りましたこの言葉)したサウンドの「Ocean
Boulboad」ではボブマーレイの「I Shot The Shelif」が大ヒット。しかし、この頃からボーカルに目覚めてしまったんじゃないでしょうか。
そして、その復活アルバムよりあえて挙げたいのが、その次の「There's
one in every cloud」〔邦題:安息の地を求めて)このアルバムは前作のサウンドを受け継ぎながらリラックスした渋いギターが随所で聴ける素晴らしいアルバムです。バッキングメンバーもツボを心得た演奏で、クラプトンを渋くサポートしています。クラプトンも全曲それぞれに良いですが、「Singin'
The Blues」は、ファンキーな16ビートに乗って素晴らしいブルースギターソロが聴け、この頃はまだギタリストクラプトン健在といった感じです。
その後、(私に言わせれば)ボーカルに目覚めてしまって、もうギターで表現する必要が無くなったのかどうかは知りませんが、心揺さぶるギターは聴かれなくなっていきます。ギタースタイルが変わったと言えばそれまでですが、ブルースを弾いても粘っこさが薄くなったような気がします。ジョージベンソンが歌に目覚めてもギターもメチャクチャうまいのとは違いますね。アンプラグドなどでも渋いギターは聴けますが、特にクラプトンならではのというものでもなく、あの手のギターならもっとうまい人はいくらでもいます。クラプトン独特のグルーブはきかれなかったですね、私には。そうしてヒットチャートをにぎわすようになり、歌に味がでてくる分、ますますギターの味は薄まっていったような気がしていました。
クラプトン自身は、ドラッグに溺れたり、子供を亡くしてしまったり、いろいろあって自分の人生はもう終わったと。今は、余分で生きているんだというようなことを言っているそうで、そう言われると何だか分かるような気もするなぁなんて思っていました。
ところが、2006年
頃からクロスロードギターフェスティバルをやったり(主催ではないかも知れない)して、2007年のジェフベックのロニースコッツジャズクラブでのライブにゲストで登場し、2曲共演するなどギターに意欲的になってきたような気がしていました。2009年には埼玉でジェフベックとジョイントしたり。そのライブでのクラプトンは、リラックスして楽しんで弾いているような感じでした。ロニースコッツのときもそうでした。良い感じだなと思っていたら、あるところでPAから心地よいボサノバ調の曲に妙に気になるギターが鳴っていました。友人に聞いたらクラプトンだと言うではないですか。レプタイルでした。へぇ〜これクラプトン?と意外性に驚いたと同時に、その中のギターがとても心地よく歌っていたことにも感銘を受けました。おお、さすがクラプトン。ちなみにレプタイルは2001年発売。聞かず嫌いはやっぱり損をしていました。 さりげないフレーズが、歌ってます。ああ、やっぱりギターの神様だなと認識を新たにしました。
ということで、さんざんくさしておりましたが、
最近のクラプトンは、多分精神状態も良いのだと思いますが、ギター回帰しているようで、これからますますクラプトンならではの良い味のギターが期待できるのではないかと思っている今日この頃です。
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2001.10.22
2003.12.24一部改訂
2009.2.12一部改訂
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Blues
Brakers With Eric Clapton
1. All Your Love
2. Hide Away
3. Little Girl
4. Another Man
5. Double Crossing Time
6. What'd I Say
7. Key to Love
8. Parchman Farm
9. Have You Heard
10. Rambling on My Mind
11. Steppin' Out
12. It Ain't Right |
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このアルバムでのクラプトンは最高です。若い人でブルースギターの好きな人にはぜひ聴いてもらいたい。このアルバムから何人のギタリストが影響を受けたでしょうか。レスポールの歪み具合、タッチ、タメ、チョーキング、ビブラート、どれをとっても、今聴いても全く遜色のないプレー。クラプトンにもこんな時期があったんです。
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There's
one in every cloud
1. We've Been Told (Jesus Is Coming Soon)
2. Swing Low Sweet Chariot
3. Little Rachel
4. Don't Blame Me
5. The Sky Is Crying
6. Singin' The Blues
7. Better Make It Through Today
8. Pretty Blue Eyes
9. High
10. Opposites |
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セールスがいまいだったそうで、あまり話題に上がりませんが、私はこのアルバムは非常に質の高いアルバムだと思います。全編それぞれに質が高く飽きません。ギターもガンガンは弾きませんが、ツボを得たギターでギタリストクラプトンがいます。 |
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Reptile 1. Reptile
2. Got You On My Mind
3. Travelin' Light
4. Believe In Life
5. Come Back Baby
6. Broken Down
7. Find Myself
8. I Ain't Gonna Stand For It
9. I Want A Little Girl
10. Second Nature
11. Don't Let Me Be Lonely Tonight
12. Modern Girl
13. Superman Inside
14. Son & Sylvia |
2001年に発売。いろんな曲が入っていて楽しいアルバムですが、なんと言っても1曲目のReptileです。こういう曲はジャズのプレイヤーがジャズ的に演奏するのは山ほどありますが、クラプトンのは一見同じように見えて違います。
難しいジャズのスケールみたいなフレーズは一切なく、ジェフベックと同じようにペンタトニックのみなのですが、さりげないフレージングに非常に歌心を感じさせます。多くを弾かずして語る。えっ?これ?という意外性があるのに、とってもクラプトンらしい演奏。さすがですね〜。ギターはフルアコで弾いているようです。ずいぶん後に聞いてから再認識したアルバムです。 |
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